皆さんこんにちは、Heroです。日本でもエコバッグなどでその名を耳にされた方もいると思われる、オーガニックスーパー・ホールフーズ(Whole Foods)の潜入レポートです。
ホールフーズとは・・・何ぞや?
Whole Foodsは全米各地に拠点をおく、米系オーガニックスーパーです。いわゆるノン・オーガニックもありますが、基本は有機栽培品が多く、少しお金を多く払ってでも健康に良い物が欲しいという層をターゲットにしたビジネスモデルを展開しています。
食料品のみならずサプリメントや石鹸などもすべて同一趣向の為、基本的には近辺のスーパーと比較し、お値段は高めです。僕はこれを勝手にWhole Foods Tax (ホールフーズ税)と呼んでいます。
エコバッグ
また2017年8月にアマゾンに買収されており、アマゾン色が強いサービスも登場しています。
普通のスーパーと何が違うの?
健康趣向ニーズ向けなので、一言で言うとお値段高めです。なので毎週ホールフーズ買い物するとなると、それなりの信念が無いと難しいと思います。しかしたまに行くと楽しいですし、デザート系などはそこらのスーパーより断然クオリティが高いので、お世話になってます。
お値段びっくり
全ての値段が高いわけではないものの、「???」と思うくらいお値段張る物があったりします。例えば「保存料不使用。健康命ですっ」な雰囲気ばりばりの謎ジュースドリンクなどが、なんと1本1,000円近くで販売されていた事があります。やりすぎでは・・・。
バナナ。オーガニックがパウンド(450g位)当たり69円、通常品が49円と、そんなに変わらず。僕も出来るだけオーガニックを買う様にしているので、これなら手が出ますね。
こちらは餅アイス、いわゆる雪見大福的な商品です。ちなみにお餅が何かを知らない人はこちらで多く、結構皆さん「モチ」= 餅アイスの事だと思っている様です。お値段ですが、なんと一個200円以上!調子に乗って6個買うと1,200円と、結構値が張ります。しかも自分でデザート系は美味しいと言っておきながら残念ですが、餅が固くてあんまりおいしくない・・・。種類は多いけど、ホールフーズさん、もっと頑張って! ただケーキ類などはおいしく、フルーツタルトやムース系は非常におススメです。
ホールフーズが強い製品カテゴリ5選
ベジタリアン向け
オーガニック製品とは切っても来れないベジタリアン製品。ベジタリアン、草食主義者は基本食べ物に非常に気を遣っている人々なので、オーガニックを好む人たちと趣向を共有する部分があります。味や食感が肉の様な植物性製品(豆腐で出来たベーコン等)、結構な種類があり、一般スーパーと比較するとその品揃えは素晴らしいの一言です。
スイーツ
前述のケーキ類以外にも、クッキーなども豊富。こちらの写真はバラ売りもありますが、他に重さで幾らと言う売り方もやっています。15㎝ x 8cmほどの丸い缶いっぱいに詰めて1,000円ちょっとののイメージです。缶もお洒落で、種類も豊富なので、僕は良くパーティーの手土産等に使ってます。
デリ・お惣菜
お惣菜系はどこのスーパーも大抵ありますが、ホールフーズの物はきちんと作りこんでいる感が大きいです。感覚的な話になりますが、見た目がおいしそうで、日本のデパート地下などのデリと似た感じがします。
こちらはサラダ・バー。一般スーパーにもある所はありますが、種類の多さ、また新鮮さではホールフーズがダントツです。栄養価の低い、こちらの人は「ありゃ水だ」と皮肉ったりする色の薄いレタスなどはあまり無く、葉っぱ系は濃い緑がメインです。ドレッシングも常に5~6種類置いてあり、好みの物を掛ければいいシステム。こちらもクッキー同様重さで価格が決まるので、箱に食べたいだけ詰め込み、お会計する感じです。
オリーブ・バー。パット見た感じでも20種類以上のオリーブがある、あまり見ない品揃え。
チーズ
チーズはアメリカ食生活に非常にポピュラーであり、食事シーンにもよく登場します。他のスーパーでもそこそこのチーズ売り場があったりしますが、ホールフーズはチーズ戦でトップレベルを走っています。
(ちなみにチーズでは、ローカルですがオハイオ州シンシナティ市のJungle Jim’s (http://junglejims.com/about-us/video-photo-gallery/)もスゴイですね。世界各国の製品を扱う巨大スーパーで、僕も日本からのゲストを観光に連れて行ったりします。高さ2メートル、直径1メートル級の巨大チーズを作ってみたりと、いい意味でぶっ飛んだ事をやってくれるので、もしオハイオ州にこられた際には是非お試しください)
アルコール
アルコールは種類豊富ですが、ワイン好きにはうれしい品揃えです。またすぐ隣が前述のチーズコーナーなので、ペアリングしながらのお買い物も楽しめます。
アマゾン関連サービス:アマゾン・デリバリー
アマゾンは人々の生活を向上させる事に非常に熱心で、彼らに買収されたホールフーズも例外ではありません。アマゾン・デリバリーがその一例です。
アマゾンが試験的にやり始めた、製品デリバリーサービス。
アマゾン・プライムのメンバー向け制度で、オンラインで$35以上注文すれば、無料で2時間以内に自宅までお届けしますという趣旨です。
全米でもまだ10地域程しかやっていない様子。
その他大手スーパーでも類似サービスはありますが、既存のアマゾン会員制度を利用したサービスとの点がユニークです。写真では誰も使っていない様に見えますがたまたまで、通常は4台の冷蔵庫が結構詰まっています。
最近はアマゾンの人工知能Alexa(アップル社Siriみたいな物)を使い、台所で料理をしながら、「アレクサ、いつもの卵を買ってちょうだい」などと喋れば、勝手に注文してくれる機能もあります。余談ですがこのアマゾンAlexaちゃんはアメリカの家庭にかなり普及してきており、友人もアレクサに喋り音楽を掛けたり、レシピを聞いたりしています。