台湾は日本とは違って外食文化が一般的です。
一人暮らしのお部屋には基本的にキッチンや、最悪冷蔵庫がない場合も多いです。
ローカルなお店で食べるのであれば、自炊より安上がりの場合もあります。
そういった社会背景もあって、台湾では「路邊攤」という屋台や小さな食堂が
いつでもどこでも見つかるので独身族には心強いです。
でもパッと見では何が何だかわからなくて、その美味しさを
見逃してしまっている方も多いのでは?
今回はそんなまだまだ奥の深い台湾の「小吃」の中でも
mameyの独断と偏見によりBEST3を選出してご紹介いたします!
これは鍋なの?それともおでん?カスタマイズ可能なホットフード『滷味』
『滷味』(ルーウェイ)は私が出勤時にお昼ご飯として食べる率がもっとも高いです。
この「滷」という感じは「煮込む」という意味があり、
数あるお店がそれぞれ独自の出汁を使用して、好きな具材を煮てくれる料理です。
この滷味、良いとこ尽くしでして……と言うのも、
まず安易、美味、そして(比較的)健康的なんです。
こちらは中山区にある『滷味香』というお店。
滷味には汁ありの温かいものと、汁なしの冷たいものがあります。
こちらは汁ありの暖かい滷味です。
季節の野菜にお肉、練り物、麺類が中心です。
このショウウィンドーにある具材を直接指差して注文してもよし。
もしくは看板を見つつ馴染みのないものから注文したりして楽しんでいます。
黄色の丸は私がよく注文する具材です。
牛肉、季節の野菜(春菊やキャベツ、睡蓮、空芯菜など)、
季節の筍類(ヤングコーンやマコモダケなど)、豆腐、うずら卵、お揚げ
からさを選べるので、私はいつも小辣(辛レベル1)でお願いしています。
こんな感じになりました。野菜がたくさん取れて健康的です。
お値段もこれで110元(約400円)でお値打ちなのにお腹いっぱいになります。
出汁がなんとも言えない美味しさです。
それぞれ好きな具材でカスタマイズを楽しんで見てください!
胡椒とニンニクの香りが食欲をそそる激辛最高なお酒のお供『鹽水雞』
私は何を隠そう大のニンニク好きです。
辛いものが大好きで、よく突然、このニンニクと胡椒MAXの
『鹽水雞』という料理が食べたくなるのです。
日本に戻ることになったら恋しくなるであろう食べ物の一つです。
こちらはよく夜市などで見かけます。
このように具材が置かれていて好きなものを選び、
鶏肉の部位も選びます。
私がいつも選ぶ具材は、きゅうり、ブロッコリー、龍蔬菜、
オクラ、ヤングコーン、きくらげなどなどです。
鶏肉の部位はいつも手羽の部分です。
具材を大きなハサミで切り、そこに大量の胡椒をふりかけ
すりおろしニンニクを投入します。
そこに決め手となる塩加減を綿密に調節した食塩水を加えてあえて行きます。
最後に小口ネギを加えたら完成です。
台湾ではあるあるの透明ビニール袋に入れられて出てきます。
いつも一番辛くないものを頼むのですが、
それでも休み休みじゃないと食べられないくらい辛いです。
こちらは冷たい食べ物で、夏にはぴったりです。
たっぷりの野菜と鶏肉にニンニクの風味と胡椒のパンチがガツンときます!
最高のお酒のお供だと思います!
この美味しさを全世界の人に理解してもらいたい『揚げ臭豆腐』
台湾の軽食の中でもこの臭豆腐はだいぶ悪名高いですよね。
日本から遊びに来た友人は皆口を揃えて、匂い嗅いだままの味だとか
夜市で売り場付近では息止めて早歩きして通り過ぎるとか…
でも私は声を大にして、こんなに美味しいものはないと主張したいです!
臭豆腐もレベル1とレベル5があって、この揚げ臭豆腐はレベル1のカワイイ方です。
ちなみにレベル5は煮臭豆腐です。あちらは確かに匂いそのままの味がする猛者です。
初めて食べるには勇気がいるかもしれません。
こちらが私の行きつけ、北投市場の中にある臭豆腐の専門店です。
臭豆腐に欠かせないものはキャベツのピクルスとニンニクの効いたタレ。
あとはお好みでチリソースをかけます。「很辣」(すごく辛い)と嗅いてあるのが可愛いです。
このように真ん中に穴を開けてそこにタレを注いで食べるのですが、
全く臭みは感じられません。外はカリカリで、中に染み込んだタレの
ニンニク風味が食欲をそそります。キャベツと一緒に食べると何個でもいけそうです。
こちらは台中の逢甲夜市で見つけた、紅茶菌を発酵させて作られた臭豆腐。
ふんわりとお茶の香りがして、でも独特のあの香りは健在です。
そう言えば、先週日本からきてくれた友人が臭豆腐にチャレンジして
台湾で食べたものの中で一番美味しい!と断言して帰って行きました。
匂いだけに惑わされずぜひ食べて見てください。
気に入ってもらえること間違いなしです。
台湾には、まだまだおいしい小吃があります。
Vol2も記事にしましたので、ぜひ、読んでみてくださいね!