日本ではほぼ無名?スロバキアの知られざる温泉スパリゾート地・ピエシュチャニ(2)グルメ・観光編


こんにちは、ドイツ・デュースブルク在住のUmineko1848です。

 

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に引き続き、中欧の隠れた魅力を特集したいと思います。

 

さて、前編でお伝えした通り、この日は一日スパ三昧。
ややぬるめの温泉にどっぷり浸かり、塩の洞窟で心身を清め、泥パックで汗とともに老廃物を洗い流した結果、体は当然のごとくぐったり。

頭もぼーっとしてしまいます。
鉛のように重い体を引きづってどこかに行く体力も、そもそも次どこへ行こうかと思考する気力もありません。
まさにプールのあとの数学状態。

 

美しい夜の景色を横目に、なんとかホテルまで這って帰り、軽い頭痛を感じつつホテルで寝ました。

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翌朝、目を覚ますと、完全復活!
脳の深いところから手足の先まで血液が勢いよく流れている感覚がはっきりとわかります。
ホテルから飛び出して、食事をとってエネルギー補給と行きましょう。

 

開放的なレストラン Zuckmann Villa Bistro

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【店名】 Zuckmann Villa Bistro   
【住所】 Winterova 1775/56, 921 01 Piešťany

 

ピエシュチャニの目抜き通りWinterova ulicaおよびその周辺には、数多くのレストランやカフェが軒を連ねています。
いろいろあって迷いますが、この日は快晴だったため、屋根があって風の通るお店にしました。
そして入ったのがZuckmann Villa Bistroです。
写真では見えませんが、お店の中も木目調のカウンターやテーブルが並び、いい雰囲気です。
私はガツンとビーフバーガーを、同行者は鮭のリゾットを注文しました。

 

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ビーフバーガーはスロバキア産牛肉を100%使用としているとのこと。
やはり日本のとは異なり脂が少ないため、牛肉の味がダイレクトに舌に伝わってきます。
お値段は8,80€(約1135円)。

一方、リゾットのほうはお米が固めで本格的。鮭も臭みがなく、身の締まっていました。
こちらは6,80€(880円)

 

街を一望できる遊覧船

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【会社名】 Vyhliadkové plavby po rieke Váh v priehradnom jazere Sĺňava
【乗り場】 Winterova 1782/70付近, 921 01 Piešťany

 

おなかが満たされたところで、少し観光。

 

ところで、ピエシュチャニという街は、ヴァーフ川というドナウの支流が南北に貫いており、中心街とスパ・アイランドを二分しています。
スパに行く折、ヴァーフに掛かる橋の欄干から何度も見ていたので、今度はぜひとも川から街全体を見てみたいと思い、遊覧船に乗ろうと決めました。

 

Zuckmannから歩いて5分の所に、船乗り場を見つけました。

案内を見ると、月曜日を除いて一日5本(10時15分、11時30分、13時15分、14時30分、15時45分)遊覧船が就航しています。
係員の方に一人5€(約600円)を支払って、いざ乗船。

 

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エンジン音がいななき、船はヴァーフの下流へと向かっていきます。
船が速度を増すごとに、船上には心地よい風が吹き抜け、太陽の光がきらきらと波に反射します。
やはり視点が変わると街の見え方も変わってみえるもので、街を歩いているときには気が付きませんでしたが、意外とピエシュチャニは起伏に富んでいています。
時間と装備があったら、トレッキングも楽しめそうです。

 

平穏な時間が流れるカフェ Monsalvy

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【店名】 Monsalvy
【住所】 Teplická 2266/10, 921 01 Piešťany

約1時間の遊覧を終えた私たちは、街へと戻り、カフェで休憩を取ることにしました。
ホテルの近くにあって、前々から気になっていたお店Monsalvyです。

 

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ショーケースの中から好みのケーキを注文。
すると店員さんがテーブルまで運んできてくれました。

 

こちらが同行者が頼んだイチゴのケーキと紅茶。
両方とも2,29€でしたので、合わせて5,58€(約720円)。

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こちらが私の注文したフルーツチーズケーキとコーヒーのセット。
ケーキが2,29€でコーヒーが1,29€。合計すると3,58€(約460円)でした。

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私はヨーロッパに4年ほど住んでいますが、ケーキやお菓子など、時として「甘さの暴力」を振るわれることがあります。
しかし、この旅行を通して言えることですが、少なくともピエシュチャニは砂糖で殴り掛かってくるということは全くありません。
このカフェも非常に上品な甘さでした。

 

まとめ

そして今日も日が暮れ、私たちは宿へと戻ります。
明日は、車でいざトルナヴァへに行きましょう。
次回「中世の美しさそのまま!「スロバキアのローマ」ことトルナヴァを歩く」もお読みいただけるとうれしいです。