冬になって寒くなると鍋が食べたくなりますが、こちら台湾では寒くても暑くても鍋料理を食べます。身体を温めることが健康に繋がるという考えからだとおもいます。
今回は台湾人にも大人気の無老鍋という火鍋屋のご紹介です。
こだわりの健康茶～七葉南方人参霊芝茶～
始めに七葉南方人参霊芝茶という健康茶が無料で提供されます。すこし甘い感じの生薬のお茶です。ホットで出てくるので食事の前に胃を温めましょう。
看板メニュー～鴛鴦鍋（オシドリ鍋）～
鴛鴦とはオシドリという意味。鍋が二つに区切られていて種類の違いスープを並べたオシドリ鍋です。
白いスープは「麺包豆腐白湯鍋」と言って、鶏ガラや豚骨、玉ねぎ、青ねぎ、しょうが、にんにくなどの素材をベースに、人参など生薬や漢方を入れたスープです。薬膳鍋ですが薬臭さは全くなく、鶏ガラ豚骨の優しいお味です。麵包豆腐とは湯葉と高野豆腐の間みたいな豆腐です。スープをよく吸うのでとても美味しいですよ。
茶色のスープ「無老辣香鍋」は、鶏スープ、玉ねぎ、しょうが、にんにく、鶏肉、豚骨スープなどに、生薬を入れて8時間も煮た辛いスープです。こちらは辛さのレベルが選べます。
小辣（シャオラー）
中辣（ジョンラー）
大辣（ダーラー）
個人的には小辣が美味しい辛さを味わえるので初めて行く方は小辣でオーダーした方がいいかと思います。
そして、オーダーの際に「人参と鴨血は入れてもいいですか？」と聞かれます。
人参は漢方の朝鮮人参です。体にいいです。
鴨血は鴨の血をプルプルに固めたもの。と言えば聞こえがよろしくないですが、臭みは全くなく、感触はコンニャクに近いかなと思います。貧血予防にもなりますし、女性には是非食べて頂きたい一品です。
お鍋に入れる具を選ぼう
次にお鍋に入れる具を選びましょう。メニューには写真も載っているので中国語ができなくても指差しで注文できます。
肉類と野菜の盛り合わせで結構充分な感じになります。
種類たくさん薬味とゴハンは無料サービス
スープに味は付いていますが、別コーナーに薬味もたくさん揃ってます。
醤油、香油、酢、沙茶、唐辛子、ネギ、などなど。お好みの薬味をプラスして食べれば、味の変化を楽しめますね。白ゴハンも食べ放題です。
スープを足そう
スープが煮詰まってきたら、事前に置いてあるスープを足して味が落ち着くのを待ちましょう。
食事時に、店員さんが「麵包豆腐と鴨血のおかわりはいかがですか？」と小さいお鍋を持ってくるのでタダなので必要ならもらいましょう。
無老鍋は大変人気のお店なので食事の時間が90分です。長居はできないので気をつけましょう。
お店に来る前の注意点
店内は香辛料のとても美味しい香りがしますが、とても服や髪に付きやすいのが難点です。ですので、出来れば旅行に支障がでないシンプルな服で来た方がよいと思います。しかも一回洗濯しただけでは落ちません。消臭スプレーをかけて洗濯して匂いが取れます。旅行には消臭スプレーを持参するか、現地で買うかして吹きかけまくったほうがいいです。でないと、スーツケースの中が麻辣鍋の美味しい匂いで充満します。
あと店内は結構クーラーが超効いてるので夏でも羽織りものを持参されることを勧めます。
予約の注意点
中国語の出来ない方は、旅行前に代わりに予約してくれるサイトがあるので、それを見つけて予約するか、中国語や英語が出来る方はお店のHPからオンラインで予約できるのでそちらからやってみてください。
ですが、人気店なので前日予約や、週末は予約が取れない可能性が高いです。
予定が立てられる方は一週間以上前に予約される事をオススメします。
台湾に来たらぜひぜひ食べてほしいオススメの火鍋屋さんです。台湾に支店があるのでお近くの店舗に行ってみてください。
