マレーシアでは、従来から欧米やオーストラリアの有名大学が分校を多く開設しています。
そんな中、グローバル化に対応できない日本の大学教育ではなく、欧米並みの高い実践教育レベルと、英語力の格段の上達が、日本の大学並み、あるいはそれ以下の費用で習得できるとして、マレーシアへの大学入学が注目されてきています。
マレーシアに来る日本の観光客は、せいぜい一週間とか、二週間程度での滞在なので、地元のグルメ、地元のグルメと血眼ですが、地元の味が美味い、美味いは観光客位でマレーシアに一年、二年更には大学卒業まで過ごす大学留学生にとっては、やはり日本食が食べたくなるのは当然ですよね!
そんなマレーシアへの大学留学予備軍の方や、英語力を生かしてマレーシアでの就職を考えている人達へのお話です♪
(1) ファミマが開店したことで、格段と向上した、マレーシアのコンビニ事情♪
コンビニおにぎりや、サンドイッチ、日本的な菓子パン。
長くマレーシアにいると結構、こんなものが食べたくなりますよね!?
今まではマレーシアの日系コンビニと言えば、『セブンイレブン』。
数としては結構ありますが、ここはもう完全にマレーシア化してしまい、日本では当たり前のものは手に入りません。
Setapaku Centrl Mall店
そんな中、ここ数年で『ファミリーマート』が進出してきました。
数こそは少ないですが、マレーシアの有名大学内に出店したり、大きなショッピングモール内に出店したりと、最近は目にするようになっています。
その最大の魅力は、可能な限り日本的な商品のコンビニと言った商品コンセプトです。
日本のコンビニと言う事で、結構地元のお客さんが多いです。
Velo City Mall 店
日本ほどの品揃えは有りませんが、それでも、十分に懐かしいコンビニです。
サンドイッチも、おにぎりも日本で食べていた味で文句なしです。
(2) 贅沢にも好みが言えるようになりました。牛丼事情
もちろんお金をたくさん出せば、飛び切り美味しい日本食は食べられます。
一般に日本料理店は、日本人や外国の駐在員あるいは中国系の富裕層が住む「モントキアラ」にはゴロゴロあります。
ただこういった店は、社用族をターゲットにしているので、高額でもお客は来店しますし、最近はリタイアした中高年老夫婦の移住も多く、彼らはそこそこに裕福なので、こういった層も含めてターゲットにしているので、留学生なんて相手にはしていません。
やはり、地方での留学生はそれなりに仕送りを受けている以上、こういった日本人向けの店舗に入る人は少ないのでは?
そんな留学生にとっての強い味方は牛丼ではないでしょうか?
マレーシアで牛丼と言えば、「吉野家」でしょう。
Mid Vally Mega Mall店
「吉野家」は日本の味とほとんど変わりません。
おまけに、最近は「すき屋」も進出し、贅沢にも牛丼の好みを言えるようになりました。
皆、温玉(生卵は絶対出ません)並盛、味噌汁付きで18RM(¥480)~23RM(¥620)と、確かに多少は高めですが、日本と同じ味をこの値段で食べられると言うのはうれしいし、選べると言うのが更に、グッドでしょう!♪
Velo city Mall店
ちょっと毛色の変わったところでは、「ペッパーランチ」はいかがですか?
以前はKLCC内にもあったのですが、小生の活動範囲内では、ミッドバレーメガモール内にあるだけになってしまいました。
熱い鉄板のうえに御飯とコーンと生の薄切り牛肉が乗っていて、それをアッツ熱の内に急いで混ぜて、フーフー言いながら食べるやつです。
これは結構、現地の人にも人気が有ります。
Mid Vally Msga Mall店
作り方も、味もKLCCのペッパーランチと全く変わりませんが、看板をよくよく見ると、ペッパーランチの『ロゴ』が全くありません。不思議です?
「銀だこ」なんて店もあります。
KLCC(Aveneue K店)
(3) クアラルンプールは麺類の激戦区では?
ムスリムの国ですから、全人口3000万人のうち、豚を口にするのは中華系のマレーシア人か、日本人などの外国人しかいませんから、最大でも17%程度の人口しか食べません。
ですから、全般に割高になるのは仕方ありません。
そんな中で、一風堂、山頭火、ばんからなどが、豚骨スープの有名店です。
豚骨のこってりスープはやはり、食べたくなります。
でもこういった繁盛している店と同数、撤退してしまった店舗もあります。
まさに激戦区だと思います。
KL KLCC(Avenue K店)
※豚骨炙りチャーシュー38RMと言う事は¥1,050。
もう一つの代表的な麺が「うどん」です。「はなまるうどん」と「丸亀製麺」を見ることが出来ます。
うどんで特徴的なのは、稲荷ずしやちくわ天婦羅、かき揚げと言った日本的なサイドメニューが多いことです。
どちらかと言えば、牛丼より人気があるかもしれません。
小生は「カレーうどん」が大好きでカレーをピッ・ピッと飛ばしながら、満足感一杯です。
日本と変わらず美味い!ですね♪
Mid Vally Mega Mall店
(4) 意外な穴場!AEONの弁当です。
AEONはAEON-BIG、AEON-MAXVALUEなど系列店も多いですが、AEONならどこでも、とはゆきません。
小生の居住するような、特に日本人の少ない地域では、「寿司パック」とはいっても、これが寿司?これが弁当?と言った類のものがちょくちょく出てきます。
ですから、間違いなく本物の寿司パックや弁当が買えるのは、やはり、ミッドバレーAEONだと思います。
ここの寿司パックや弁当はほとんど日本と変わらない感じです。
もうひとつが、スリアKLCC地下の伊勢丹ストアーです。
ここの弁当類はかなり充実していて、焼サバ弁当、ホタテ煮弁当、焼鮭弁当など日本的な弁当が色々あります。
値段は18~25RM(¥500~700)とちょっと高めですが、味は間違いなしですから、注目です。
(5) ちょっと割高だけど、完全な日本食! 新丸(あらがん)横丁♪
今年の夏ごろから、ヴェロシティーモール(LRT:マルリ駅近く)4階(=日本式に言うと5階)に日本食、それも、そば、天婦羅、定食の本格的な店舗が集まった新丸横丁が出来ています。
18RM(¥500)から、飛び切りは、握り寿司セット80RM(¥2,200)まで。弁当の定食も良いけど、やっぱり椅子に座ってと言うむきには最高の場所です。
他にも、ブキビンタンのLot10の中にも、日本食の専門店街が出来てきています。
ここは場所柄、新丸横丁よりは、高めですが、いずれも、モントキアラの高級店に行くよりはリーズナブルで楽しめます。
まとめ
・弁当類を含め、15RM(¥400)以下の日本食はうまくありません。大体この価格のものが有るとすれば、なんちゃて日本食です。
・伊勢丹ストアーの弁当や、ミッドバレーAEONの弁当は味・品質で行っても日本のものとほぼ同じです。皆近くにイートインコーナーがありますが、昼には近くのビジネスマンで溢れかえっています。コストパフォーマンスが地元の人にも認められている証拠です。
・高級な日本食店に入らなくても、その気になれば、多少高めでも、一日日本食を食べることが出来ます。
マレーシアの日本食を改めて見つめることで、また一つ違った面白さが見つかるかもしてません。