三つの川のほとりに佇む麗しの街 ドイツ・パッサウ

こんにちは、ドイツ・デュースブルク在住のUmineko1848です。

 

前回は「実録レポート!血の伯爵夫人が暮らしたスロバキアのチェイテ城と管理人が語る”証言”」というタイトルで、中欧スロバキアの裏の一面をお伝えしました。

 

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さて、私はこの旅行で10日間ほど、レンタカーでスロバキアを旅行したわけですが、ドイツからスロバキアまでは正直ものすごく遠い。

旅の拠点としていたピエシュチャニから自宅のあるデュースブルクまでは、およそ1,100kmもあります。

いくら日本より速いヨーロッパの高速道路を走ったとて、ドイツとオーストリアの二ヵ国をほぼまるまる横断しなければなりません。

そのため、端から一日での帰宅は断念し、中間地点で一泊することにしました。

出発地と目的地の真ん中にある。

そんな至極単純な理由で、私と同行者の一行はドイツのパッサウPassauを中継地点に定めました。

しかしそれにしても、この街は息をのむほど美しい。

今日は麗しの街・パッサウをご紹介します。

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三つの川が交差する街

パッサウはバイエルン州の都ミュンヘンから東におよそ145km。

オーストリアとチェコの国境に接し、ドナウ川、イン川、イルツ川の三河川が合流する地点にあります。

人口は約5万。バロック建築が建ち並ぶ街です。

国際河川・美しく青きドナウに掛かるシャンツル橋から、街を眺めてみましょう。

可憐な街に沈む夏の夕暮れは、人をなんとも感傷的な気分にさせます。

右岸に目をやると、モスグリーン色の屋根の塔を持つ聖シュテファン大聖堂が遠くに見えます。

一番手前には、豪華クルーズ船。おそらくドナウ河を下って、ウィーンの方へ向かうのでしょう。

 

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ここに写っている地域一帯は、いわゆる旧市街。

パッサウで最も歴史あるところです。

一番の見どころは聖シュテファン大聖堂のパイプオルガン。

世界最大級で、ミサの時間に合わせて訪れれば、実際に演奏を聞くことができます。

しかし、今回は渋滞で到着時間が遅れたため断念。

でも、せっかくなので旧市街を散策してみましょう。

 

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こちらはパッサウ市庁舎。

38mの時計台は、1889年から1892年にかけて建築家ハインリヒ・フォン・シュミットによって建て替えられたものです。初代は1881年建造。

写真ではよく見えませんが、右下の壁に高さを示す大きな目盛りが書かれています。

これは、今日までにパッサウを飲み込んだ歴代の洪水の高さです。

過去最高は1501年に記録された13,2m。

やはり複数の川がぶつかるところですから、水害も多いようですね。

また古い街のためか、奥へ進むと細い路地が張り巡らされており、そこに小さな雑貨屋やカフェが建ち並んでいます。

とくにヘルガッセHöllgasseという小径は、ところどころ石畳がカラフルに彩られていてとてもかわいいです。

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今度は少し場所を移して、プリンツレーゲント・ルイトポルト橋の袂からパッサウを見渡してみましょう。

ドナウの左岸に佇むのは、オーバーハウス要塞です。

こちらは、1219年にパッサウ司教ウルリヒ2世によって建てられました。

現在要塞の内部は博物館やギャラリーになっており、多くの観光客を楽しませています。

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川を見ながらギリシャ料理に舌鼓!

ドナウのほとりを逍遥していると、なんとも雰囲気のいいギリシア料理レストランを発見。

ちょうどいい時間だったので、ここで夕食を取ることにします。

 

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【店名】 Restaurant Korfu
【住所】 Ort 14, 94032 Passau

 

注文したのは、グリルの盛り合わせ。

豚肉やラム肉、トマトのリゾット、イカのフライなどがどっさり!

グラスワイン込みの二人前で34€(約4,400円)でした。

オーバーハウス要塞とドナウ川に臨むテラス席で、最高の景色を楽しみながら、ギリシア料理に舌鼓を打つ。どんなに望めど、日本にいては絶対にできない経験です。

 

まとめ

こうして太陽は西へと沈み、10日間に及んだ私たちの旅はフィナーレを迎えます。

先月より少しだけ日が短くなったことに、夏の終わりを感じました。

きっとすぐに秋が、そしてドイツの長い冬がやってくるのでしょう。