カナダの東部に位置するケベック州の街、モントリオール。ここは北米でありながらヨーロッパの雰囲気が漂うステキな場所です。
しかし他のカナダの都市であるトロントやバンクーバーと比較すると、圧倒的に日本人が少ないです。その為、日本人向けのリアルな情報もなかなか見つからないことがあります。
そこで今回は、モントリオールに滞在中の私が、旅行中に気になる気候と治安についてお話しします。
モントリオールの気候編
1. 冬は極寒!
カナダと言えばやっぱり寒そう!というイメージが強いと思います。もちろんモントリオールも例に漏れず、とっても寒いです。11月ぐらいまでは寒くても東京の真冬ぐらいの気温ですが、12月になると最高気温が0度を上回ることは無くなり、1月には-20度を超える寒さの日が続くことも普通です。そんな寒さの中、外に長時間出ると命が危なくなります。10分以上外に出てはいけないとも言われているので、この時期の旅行はおすすめしません。
2. 夏はむし暑い日も
一方、夏は涼しくて過ごしやすそう!と思いますよね。しかしそうとは限りません。日本と比べて少ない日数ではありますが、6月〜8月の間に30度を超える真夏日が続くことがあります。そして西海岸のようにカラッとした暑さではなく、蒸した暑さです。しかし過ごしやすい気温の日の方が圧倒的に多いので、やはり夏休みの時期に来るととても気持ちいいと思います。
3. 季節の変わり目
季節の変わり目は、朝晩と昼間の気温差がとても激しいので服装に困ります。朝はセーターを着て厚手の上着を羽織りたい…と思っても、昼には半袖になりたくなるぐらいの気温差の日も多いです。なので一番いいのは、やはり脱ぎ着しやすい服装ですね。暑くなって脱ぐと荷物になってしまうので、しまうことができるリュックなどで出掛けることがおすすめです。
ちなみに現地の人は、「今日寒いなぁ」と私が思う日でも普通に半袖半ズボンだったりします。さすがカナダ人、寒さに強いんですね…。ちょっとマネしてみたことがありますが、やっぱり私は風邪を引きそうでした!無理はせずに、自分に合った服装でモントリオールを楽しみましょう!
モントリオールの治安編
1. 安全な街モントリオール
日本は犯罪の少ない国ですから、海外に行く時には治安が気になりますよね。危険な目にあってしまっては、せっかくの旅行も台無しになってしまいます。
モントリオールはどうなのかと言うと、実はかなり平和な街です。かつてイギリスの雑誌『エコノミスト』が行った調査によると、モントリオールは世界の安全な都市ランキングで14位に入っています。ちなみに1位は東京です。
アメリカと隣り合っていますが、カナダでは銃が厳しく規制されているので発砲による殺人は少なくなっています。私は以前アメリカのシアトルにいたこともあるのですが、その時には明らかに薬物で頭がおかしくなっているような人に話しかけられたり、近くで殺人事件があったり、犯罪がとても身近でした。しかしモントリオールに来てからそのような経験をしたことはありませんし、夜に出歩くことに対する危機感もほとんど無いようです。
日本と同じように、女性が1人で夜道を歩いていることも多いです。ちなみにモントリオールは日没時間が遅く、春から夏は夜9時頃にやっと暗くなってきます。いつまでも明るいということも、犯罪の少なさに繋がっているのかも知れません。
2. それでも注意は必要
安全と言われていても、もちろん危険を避けて行動しなくてはいけません。
日本よりは銃を入手しやすいので、発砲事件はアメリカよりは少なくても、もちろん日本よりは多いのです。そして日本では違法とされているマリファナ(大麻)もこちらでは簡単に入手できますし、多くの人がタバコと同じように日常的に吸っています。
夜の外出も、避けるに越したことはありません。夜は遅くまで地下鉄が走っているので、日をまたいでも公共交通機関で帰ることはできますが、酔っ払って騒いでいる人たちが乗っていたりします。夜道は不良がたむろしていることもありますし、知らない人に話しかけられることもあります。
日本よりもスリや盗難も多いようです。なるべく危険を避けて、自分の身は自分で守りましょう。
まとめ
いかがでしたか?気候や治安の知識は、旅を良いものにするために大切なものです。事前の準備をしっかりして、楽しい思い出にしましょう!